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TOPアーカイブ > '2021 第40回全国高等学校選抜大会 おめでとう!優勝!日本一!菅谷友愛(東洋大学附属牛久高等学校)


新型コロナ過で今までの日常がまだ取り戻せず、大変な思いをしている中、たいへん嬉しいニュースが入って来た! なんと!第40回全国高等学校空手道選抜大会(2021年3月24日〜26日東京体育館)で東洋大学附属牛久高等学校空手道部の菅谷友愛が優勝!日本一!になったのだ! 東洋大学附属牛久高等学校空手道部は、今まで茨城県下では常勝、そして全国区でもその名を轟かして来たが、今まで「全国優勝」という四文字は無かった・・・しかし、しかし!ついに日本一の四文字がやってきた!菅谷友愛が決めてくれた! 全国優勝!日本一!だ!
コロナ過で大会開催自体も危ぶまれた中、大会を開催してくれただけでもありがたい・・・と思っていた今年の新人戦(全国選抜茨城県予選大会)を突破し、全国大会へ進出したのは出嶋 颯(男子個人形の部・男子個人組手-61kg)、田口千夏(女子個人形の部・女子個人組手+59kg)、石塚颯綺(女子個人形の部)、廣瀬新菜(女子個人組手-53kg)、男子団体形、女子団体形、男子団体組手、女子団体組手、そして女子個人組手-48kgの菅谷友愛である。 開催県だったというおまけ付きではあったが、これだけの選手が茨城県予選を勝ち抜いて全国大会へ出場するのは、常勝東洋大学附属牛久高等学校だからであろう。
では、全国選抜大会が行われた3月24日に時を戻そう・・・(byぺこぱ)笑
全国選抜大会 女子個人組手-48kgの試合は30名のそれぞれの県代表の猛者たちが集まってきた。 優勝するためには5試合を勝ち進まなければならない。 選手たちや審判、大会役員がマスクやフェイスシールドをする感染防止対策がされる中の今までとは違う様相の大会開始であった。 もちろん応援の大声も禁止・・・静かな体育館内・・・
次々と試合が消化され、ついに16:40 菅谷の-48kg個人組手戦が始まった。
一回戦は、対北海道恵庭南高。 突きにて3ポイント先手はしたが、明らかに動きが硬い・・・途中からは下がるようになってしまって・・・後から菅谷にこのときのことを聞いたら、かなり緊張していたらしい。 しかし、3−0でなんとか勝利を納めた。 ほっ・・・とする応援席の面々・・・
二回戦は、シードの対関東南の相洋高の選手。 開始早々、華麗な中段突きが炸裂しポイント先手。 素早い蹴りも出せるようになってきた。 一回戦の時とは体の動きが違うのが一目瞭然。 別人みたい(笑) 4−0勝利。
第三回戦・・・対四国の高松中央高。 このあたりからは全国大会ではよく目にする強豪校が対戦相手だ。 じっくり時間をかけ、間を詰め落ち着きを見せる菅谷。 開始1分、見事な中段蹴りが炸裂。 2ポイント先手。 しかし、相手も強い。 突きを決められ、突きを決めシーソーゲームとなった。 結果、4−1の勝利。 ベスト4入りを果たした。
残った4強は、静岡の御殿場西高、千葉の秀明八千代高、山梨 日本航空高、そして茨城 東洋大学附属牛久高校の菅谷友愛だ。
準決勝・・・対御殿場西高。 練習試合や今までの大会ではつねに顔を合わせてきた選手が相手だ。 もう強豪中の強豪高。
準決勝試合開始からお互いに突きや蹴りの応酬。 さすが4強の試合だ。 しかし、決定打は出ず、時間だけが進む。 開始から1分10秒、ついに近郊が破れた。 御殿場西高の上段突きが炸裂。 初めて先手を取られた・・・。 まずい・・・応援席に広がる絶望感。 しかし、当の本人は落ち着いていた。 そして・・・狙っていた・・・蹴りを・・・それも、とびきりの上段蹴りを。 残り20秒弱、ついに出た! とびきりの上段蹴りが炸裂!ポイント3−1だ! 残り時間も少ない・・・相手が焦り出し、反則が続く。 そして残り10秒、焦って飛び出して来た相手に上段突きが刺さる! 4−1だ! 勝った!御殿場西高に勝った!準決勝に勝利だ!やったぁ〜!
遂に来た!決勝戦。 ついに日本一が決まる。 決勝戦の様子は、全日本空手道連盟が配信するYoutubeにて見られるので、是非見てくれ。 解説付きで、配信開始から約1時間25分あたりからだ。
各階級の決勝戦出場者が並ぶ中に、菅谷の姿がある。 感動!

決勝戦は、対千葉の秀明八千代高の選手だ。
開始早々、前に出る連続突きを放ち、仕掛ける菅谷友愛。 しかし、先に相手の突きが入ってしまった・・・ポイント先手された・・・大丈夫だ、いつもの通りの試合をすれば絶対勝てる・・・応援席に緊張が走る・・・

接戦が続く・・・突き、蹴りの応酬。 少し焦っていた・・・なにも決まらない・・・

1分36秒、そのとき監督席の色川コーチが動いた。 VR要求だ。 「今のは決まっているはずだ!」というビデオ確認要求だ。 審判団のVR確認。 「Yes」が出た!さすが色川コーチ。よく見ていた。VR要求成功!1−1の振り出しに戻ったゾ! ヒットだ色川コーチ!
そして残り1分、相手が連続突きを放ってきたところをカウンターの突きが炸裂!先ほどのVR成功で落ち着きを戻したか?落ち着いて相手を見ていないととれないカウンターの突きだ。ポイント取ったぞ。2−1だ。

残り35秒。 またまた突きが決まった!3−1だ。 コロナ過で無かったら、応援席はお祭り騒ぎのはず・・・しかし、コロナ過・・・静かに試合が進む・・・。もう・・・このまま早く時間が過ぎて・・・と祈る応援席・・・

残り3秒、そのとき、見ている応援席の全員が驚いた! 見ている全員が「勝っているのだから時間を有効に使うだろう」と思っていたところに・・・

なんと!上段蹴りが炸裂!
狙っていた!上段蹴りを狙っていたんだ! そういえば、この試合中 遠間からの上段蹴りを何度か繰り出していた。 もちろん、この蹴りが決まる事は無かったが、この空を切る蹴りは「間」を、距離を測っていたんだ。 2分弱で距離を修正する距離感は凄い! 益田先生が言っていた。「菅谷は真面目で努力家だ」と。 この真面目さで2分弱で距離を修正する能力が身についたのであろう。

なんと!6−1だ!残り時間3秒だ!

そして3秒後・・・試合終了のブザー音。 やったぁ〜!勝った! 女子個人組手-48kg 菅谷友愛 優勝だぁ〜!日本一だぁ〜!
菅谷友愛選手 日本一おめでとう! そして益田史朗顧問、中村平八監督、色川 智コーチ、親御さん、おめでとうございます。 地道に指導や、成長を見守ってきたからこそだと思います。 今後も楽しみですね。

しかし・・・菅谷友愛選手に一言・・・
小さいときから見てくれていた友心会の上野先生から「おめでとうの電話をもらった。」と言っていたが、そこは・・・自分から報告の電話をするべきだったと思うゾ(笑)
でも、まぁ・・・可愛いから許してやるか・・・(笑)

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